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デッサンの上達テクニックをムサビに合格した私が語るよ。

デッサンの上達方法

 今回は、受験やお絵かきのためにデッサンを習っている人のためにデッサンの上達方法を紹介したいと思います。

 

基本的にデッサンは書けば書くほどうまくなる右肩上がりのスキルだと思います。しかし、私の体感では緩やかな上昇→突破の繰り返しだと思います。

デッサンの上達グラフ

 

このブレイクスルーを実感したきっかけをこの記事で紹介していきます。デッサンの上達について悩んでいる人に見てもらえたらなと思います。

 

わたしにについて

私は中学3年生から大学受験終了までデッサンを習っていました。始めた時は趣味感覚で、高2くらいから受験を意識して描いていました。高校は美術科とかではなく普通科です。頻度は週1で、高3の直前期には週2くらい美術塾に通っていました。

 

そこは予備校とは違ってアーティストが製作の時間として通っているスペースだったのですが、先生が美術予備校で教えていた経験があったみたいで専門的な指導を受けられました。

 

小論文と、鉛筆デッサン、筆記で武蔵野美術大学の芸術文化学科に合格しました。総合大学にいきたかったので進学はしませんでしたが東京に受験しに行けて楽しかった記憶があります。

 

ではデッサンの難しいあるあるを紹介していきます。

 

形を取るのが難しい

デッサンの悩み:形をとるのが難しい

形をとったり、物と物の距離感をとるのが始めたての頃は難しかったです。これは物の見方を変えることで上手く描けるようになりました。

 

脳の右側で描けという本がおすすめです。 これが第1の突破口でした。例えば、りんごを描いているとすれば、「りんご」を意識せずにかけ!とこの本はいっています。左脳を使わず右脳で描くのです。

 

脳の右側を使って描くテクニックがいくつか載っています。描く対象の写真を上下逆さにしてかくとか、ネガポジ変換したものを見て描くなどなど。

 

デッサン上達方法:形を上手に取るコツ

左脳を使ってかくと、どうしてもりんごは丸い形だというバイアスがかかってしまいます。しかし、実際のりんごは縦長で場所によってカーブが違っています。

 

なので実際にデッサンする時は周りのスペースをみて、そこからアウトラインをトレースする感覚で描くようにしました。すると見違えたように絵の形の精度が上がりました。

 

他にも遠近法だったりハッチングだったり、ダヴィンチなどの画家が現代までに築いてきたきた技術を効率よく習得していける内容なので画家志望の人は登竜門的な本だな、と読み返してみて思いました。


画面がモサモサしている

デッサンの悩み:画面がモサモサしてる

鉛筆で描いただけではデッサンの完成度が開放しきれていないことが多いです。

 

粗めの筆致が残っていると正確な質感が表現できなかったり、雑な印象が残ってしまいます。

デッサン上達方法:ぼかす


これは、ティッシュや布でぼかしてみるテクニックを覚えることで垢抜けた印象の画面になります。

 

私はティッシュでぼかすのがお気に入りでした。布よりも柔らかい印象になります。ぼかし方でも個性が出るので独自のテイストを追求してみるのが楽しいですよね。

 

6Bや4Bなどの柔らかい鉛筆の筆致が残ってしまうとガサツな印象になってしまいがちです。暗さをこれらで出したあとは、擦ってぼかします。

 

暗いところや凹んでいるところや遠くの場所を擦ることで、ピントとその他のコントラストが引き立ちます。

 

楕円が上手く書けない

デッサンの悩み:楕円が上手く描けない

楕円は静物デッサンにおいて描く頻度が多い形ランキング上位入賞候補ですよね。

 

人間の手の形上どうしようもないのですが、右利きだと右下のカーブが歪んだり、どこか不自然な円を描いてしまいがちでした。描くたびに少しずつよくなってはいたのですが、やっぱり講評の時に見直すと満足行かない形だったと気づいてしまいます。

 

この問題は一度にたくさん描くことで大幅に解決されました。

 

デッサン上達方法:

ある日、紙コップが複数重ねられたモチーフを含んだデッサンを描きました。明らかに楕円がかなり気を遣って何個も何個も描きました。

 

描いている時はきづかなかったのですが。この次のデッサンの楕円は見違えていました。楕円に悩んでいる人は楕円特訓としてお皿が何枚も置かれたモチーフとかを全力で逃げずに取り組んでみればいいかもしれません。

 

なんか微妙

形もある程度正確に描いてるし、たくさん描写してるのにどうも微妙だなー、という時、私は上手い人の絵に出会ったことで上達しました。技を盗みました。

 

デッサン上達方法絵がう上手い人を参考にする

受験終盤の時に、学校の美術準備室で開いてる時間にデッサンを描いていました。その部屋はなかなかディープな部屋で、先輩たちが置いて行った漫画や雑誌、よくわからないビーズや石膏彫刻が転がっていました。

 

基本的に人がいないのでおやつを食べながら勉強したり、歌ったりできて、私のお気に入りの場所でもありました。学校の中の天国…!

 

それはさておき、その伝説の美術準備室にハイパー上手な静物デッサンが転がっていました。瓶は透明感があって、少しの描写で最大限の表現がされていて、ものすごーーーく勉強になりました。

 

ネットや本でも上手い人のデッサン写真をみることができますが、実物はその人がどのような過程で描いたか、どの方向にタッチをのせているかが観察しやすいので実物に触れることは大事だなと思った瞬間でした。

 

デッサンはオリジナルとかそういう次元ではないと思います。上手い人のテクニックや書き方はパクって自分のものにしてしまうのも手だとおもいます。

 

さいごに

 デッサンは勉強と似ていてある程度のレベルならば誰でもやればやるだけ上達します。

 

先生などから適切なフィードバックを受つつ、細かいテクニックを習得していけば上手になっていく感じが勉強と似ていますよね。頑張りましょう!

 

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受験生の時、英検にもチャレンジしています。